企業の社員寮に門限はあるのか? 寮生活のリアルなルールとは

企業の社員寮に門限はあるのか? 寮生活のリアルなルールとは

社員に対する福利厚生の一環として、社員寮を提供している企業があります。寮には共同生活を営む上でのルールが存在し、学生寮などには門限が設けられていることも珍しくありません。では、社員寮に門限はあるのでしょうか? この記事では、社員寮の門限の有無や、具体的なルールについてご紹介します。

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社員寮には必ずしも門限があるわけではない

企業が所有する社員寮には、法律や条例で決められたルールはありません。ただし、ルールそのものは存在し、内容はそれぞれの社員寮により異なっています。

門限に関しても例外ではなく、必ずしもルールとして規定されているとは限りません。門限が存在する社員寮であっても、具体的な時間や外出時の約束事など、詳細は様々です。

門限以外のルール

社員寮により門限の有無は異なりますが、利用に際してなんらかのルールが制定されていることは間違いありません。以下に、社員寮に規定されていることの多い、一般的なルールをご紹介します。

社員寮の代表的なルール

  • 共有スペースの利用方法
    社員寮には、食堂や浴場など、居住者が共同で使用するスペースが設けられています。共有スペースを使用する際には、使用時間や使用方法などの具体的なルールが制定されています。
  • 来客の制限
    部外者の入寮を制限している社員寮は多いでしょう。来客の予定がある際には、事前の申請や許可が必要です。
  • 外泊の許可
    無断外泊を禁じている社員寮も存在します。外泊の際には、来客時などと同様に事前の申請が必要になります。
  • 生活上のマナーについて
    生活に関する基本的なマナーは、多くの社員寮でルール化されています。迷惑行為やモラルを欠く行いなど、社員寮そのものや、他の居住者の生活を妨害するような言動が対象です。
  • 禁止事項について
    社員寮を利用するにあたって、禁じられている行為を制定しています。喫煙やペットの飼育、部屋の改装やリフォーム、社員寮内で知り得た情報の漏洩など、様々な禁止事項が存在します。

「異性の立入禁止」ルールがある寮は多い

入寮者に課せられるルールは様々ですが、異性の立入を禁じている社員寮は多いようです。社員寮の中には独身寮もあり、独身社員専用の寮では異性の立入を禁止している傾向が見られます。

また、入寮者の性別を限定している寮(男性寮や女性寮など)の多くは、敷地内や寮内への異性立入を禁止しています。

ルールに縛られたくない場合には「借り上げ社宅」がおすすめ

借り上げ社宅とは、企業が所有している物件ではありません。物件や土地の所有者は別に存在しており、企業は会社名義で物件の賃貸契約を結びます。

企業は会社名義で契約した物件を、社宅として自社社員に提供します。具体的な手順や方法は各企業により異なっており、予め用意されている物件の中から選択できる場合や、社員が選択した住居を企業名義で契約する場合など様々です。

借り上げ住宅は、社員寮と同様に企業の福利厚生の一環です。社員寮と異なり、民間の賃貸物件を社宅として利用するため、予め決められたルールは存在しません。生活における細かなルールがわずらわしいと感じる方には、おすすめできる選択肢です。

現在では、借り上げ社宅を導入している企業は増加しており、企業側・社員側双方にとってメリットの多い方法として認められています。

まとめ

社員寮のルールは、企業によって異なります。しかし、多数の入寮者が存在する共同生活においては、なんらかのルールが存在するでしょう。門限に代表される様々なルールの有無や内容は、入居前に必ず確認しておきましょう。

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