単身赴任先で起こりがち!多くの人が経験するあるあるをご紹介

単身赴任先で起こりがち! 多くの人が経験するあるあるをご紹介

初めての単身赴任では新生活をイメージしづらいという方も多いかもしれません。そこでこの記事では、単身赴任者の多くが経験する「あるある」なエピソードをご紹介します。

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あるある①:お金の管理が難しい

単身赴任において最も頭を悩ませる問題が、お金の管理です。生活の拠点が2箇所になることで、それぞれの生活費が必要になり収支のバランスを保つことが難しくなります。

単身赴任者には会社から単身赴任手当が支給されることが一般的ですが、手当の金額や条件の詳細は会社によって異なります。厚生労働省が発表している就労条件総合調査によると、令和元年11月における単身赴任者1人に対する単身赴任手当の平均支給額はおよそ47,000円という結果が出ています。

単身赴任に関する手当には、赴任手当以外にも家賃手当や帰省手当など労働者の生活を補助する手当が多数存在しますが、生活のすべてを手当のみでまかなうことは難しく、支出の割合が増えてしまう事例も珍しくありません。単身赴任生活用に口座を開設するなど、新しい生活様式に合わせた管理体制が必要になります。

あるある②:食生活が偏る

日頃から自炊をこなす方であれば問題ありませんが、自炊の習慣がない方は食生活が乱れてしまう危険があるでしょう。外食や買い食いの回数が増加すると栄養バランスの整った食事を摂る機会が少なくなります。

単身赴任期間が長期に及ぶ場合には、食生活の偏りが原因で体調を崩してしまうことも考えられます。自宅で健康的な食生活を送っていた頃のような環境を保つためには、規則正しい生活習慣への意識が大切です。

あるある③:家族とのコミュニケーションが減る

単身赴任時には家族と会える機会は多くありません。単身赴任手当に帰省手当が含まれている場合でも月に何度も帰省することはできないでしょう。夫婦間や親子間のコミュニケーションは同居時に比べて少なくなることが多いです。

夫婦間のコミュニケーション不足によるすれ違い、小さな子供を持つ家庭では学校の行事や地域のイベントに参加する機会も限定されてしまうかもしれません。

物理的にも精神的にも家族の存在価値を再確認できるという意味では良い機会であり、頻繁に電話やSNSでコミュニケーションを取った結果それまでよりも円満な家族関係になるケースも多くあるので「こまめに連絡を取る」という意識が大切です。

あるある④:一人の時間が楽しい

単身赴任は家族に会えない寂しさがありますが、その一方で「久しぶりに一人の時間を沢山確保できて楽しい」というのも、単身赴任のあるある話です。部屋を好きなようにレイアウトして久しぶりに一人暮らし気分を味わったり、余暇で好きなだけ映画や博物館を巡るなど、単身赴任中だからこそできる過ごし方があります。

一人の時間を楽しみすぎて、連絡がおろそかになり家族に怒られるのも単身赴任のあるあるですから、気を付けたいところです。

あるある⑤:物件探しや契約などの手間が掛かる

単身赴任には転勤日までにこなさなければならない下準備が多く存在します。社宅や借り上げ物件に入居できる会社であれば良いですが、民間の賃貸物件を利用する際には物件探しからはじめなければなりません。予め決定されている期日(転勤日)までに物件を確保し、引越しを済ませる必要があります。

物件の決定から契約、引越しの業者の手配や準備には時間が掛かります。準備期間は各会社によって異なりますが、およそ2週間〜1ヶ月程度が一般的でしょう。住所変更に伴う行政手続き(住民票の異動や転出・転入届の提出、世帯主の変更など)も忘れてはいけません。

【物件探しや契約の流れ】

  • 単身赴任の辞令
    (1ヶ月前が多いとされているが、会社により異なる)
  • 住居探し、契約、業者の選定
    (転居先の入居可能日や引越し業者の都合もあることから、2週間前には行いたい)
  • 引越し準備、行政手続き、引越し
    (単身赴任の条件次第で行政手続きの内容が変わることに注意)

単身赴任は限られた時間の中で体制を整えなければなりません。必要な準備は多く、ある程度手間が掛かってしまうことは避けられないでしょう。

まとめ

単身赴任には、経験してみなければわからない「あるある」が数多くあります。大変そうなエピソードが目立ちますが、自分自身の意識や生活の工夫次第で「経験して良かった」というものになるでしょう。単身赴任の際には自身の生活を見直す良い機会と捉え、前向きに準備を進めて下さい。

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