家具付き賃貸物件にデメリットはある?特徴を理解して入居しよう
家具付き賃貸とは、生活に必要な家具が備え付けられている物件のことです。すぐに新生活を始められる便利さから様々なシーンで利用されている家具付き賃貸ですが、デメリットはあるのでしょうか。
この記事では、家具付き賃貸物件を検討している方に向けて、メリットとデメリットについて解説します。
家具付き賃貸5つのメリット
家具付き賃貸には一般の賃貸物件にはない多くのメリットが存在します。
生活必需品を買い揃えなくて良い
最大のメリットは家具を購入する必要がないことです。新しい環境で生活を始めるにあたり、必要になる代表的な家具は以下の通りです。
【家具】
- テレビ台
- ソファ
- テーブル
- 椅子
- 箪笥
- 本棚
- ラグ・カーペット など
これらの家具を揃えるためには費用と労力が必要になります。基本的な生活必需品が揃った家具付き賃貸であれば、初期費用と購入の手間を大幅に節約することができます。
家具を買い替える必要がない
家具付き賃貸に備え付けられている家具は買い替えの必要がありません。買い替え費用を節約できるのも、家具付き賃貸の大きなメリットです。
引っ越し費用が節約できる
引越し費用は運搬する荷物の量に比例して増加します。家具付き賃貸であれば生活必需品の運搬が必要なく、引越しのための初期費用を削減することが可能です。
入退去の手間が軽減できる
備え付けの家具の利用を前提とした入退去であれば、物理的な労力を軽減することができます。入居前の準備や設置場所の選定、退去時の私物の梱包など、一般的な賃貸物件の入退去に必要な負担を最低限に抑えることができるでしょう。
オシャレな部屋に住むことができる
最近の家具付き賃貸物件はリノベーション、デザイナーズ賃貸物件など、備え付けの家具やレイアウトにこだわった物件も多くなっています。すでに完成されたオシャレな部屋を利用できることは大きなメリットです。
家具付き賃貸5つのデメリット
メリットの一方で、場合によってはデメリットがあることも事実です。
家賃相場より高いことがある
あらかじめ家具家電が備え付けられている分、月々の家賃が高めに設定されていることがあります。具体的には相場~2割程度の賃料が加算されている物件が多いようです。
家具を選択できない
一般的に、家具付き賃貸物の家具は契約者の意思で自由に変更することはできません。ですが、最近では契約前に家具や備品を選択できるオプションが用意された物件も増加しています。また、部屋のイメージを選べる場合もあります。
長期利用では割高になることも
家具付き賃貸は家賃の相場が高いことから、長期的な利用よりも短期利用に適しています。永くそこに住むということであれば、家具家電を揃えて通常の賃貸物件に入居した方が得な場合もあるということです。
反対に、単身赴任や期間の決まっている進学などでは、いずれ使わなくなる家具家電を準備するよりも家具付き賃貸に住む方がお得だと言えます。
家具付き賃貸はこんな人におすすめ
上述したメリットとデメリットから、家具付き賃貸に向いているのはこんな人です。
居住期間が決まっている人
サラリーマンの単身赴任や大学生活における下宿など、居住期間が決まっている人にとって家具の持ち込みを必要としない家具付き賃貸は便利です。
仮住まいが必要な人
新居の建て替えや別居など、一時的な住居が必要な方には、手間のかからない家具付き賃貸は有用な選択肢でしょう。
すぐに新生活をはじめたい人
家具付き賃貸は新しい生活に伴う準備が整っています。引越しの手間も少なく、一般的な物件に比べ速やかに新生活を始めることが可能です。
初期費用を抑えたい人
引越しの際には諸々の初期費用が必要になります。出費を少しでも抑えたい人にとって、引越し費用や家具購入費用を節約できる家具付き賃貸は向いています。
まとめ
家具付き賃貸は、あらかじめ家具が備え付けられた便利な賃貸物件です。一般的な物件に比べ引越しなどの労力をかけずに新生活をスタートできます。これから新生活をスタートする方は家具付き賃貸を検討してみてはいかがでしょうか。