大学生の一人暮らしに必要な初期費用はいくら?リアルな相場を解説

大学生の一人暮らしに必要な初期費用はいくら?リアルな相場を解説

毎年春になると、多くの大学生が新生活のために一人暮らしを始めることになります。一人暮らしでは様々な出費が必要になるため、具体的にかかる費用を整理して把握しておくことでスムーズに生活に馴染むことができます。

この記事では、大学生が一人暮らしをする上で必要になる初期費用の相場と内訳について解説します。

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大学生の一人暮らしにかかる初期費用の相場

初期費用とは、住宅の購入や賃貸住宅の入居時に発生する諸々の費用のことです。一般的に賃貸住宅の契約に必要な初期費用は「家賃の5ヶ月〜6ヶ月分」が目安と考えられています。

全国大学生活協同組合連合会が発表している「第56回学生生活実態調査の概要報告」によると、一人暮らしをしている大学生の1ヶ月にかかる平均家賃は「52,910円(2020年度)」です。

初期費用を家賃の5ヶ月〜6ヶ月分と想定した場合、5ヶ月でおよそ26万円、6ヶ月でおよそ32万円となり、平均29万円程度の初期費用が必要になることがわかります。

ただし、この金額は物件契約時に不動産会社や大家さんに支払う費用を想定したものです。これに加えて引越し費用と、新生活を始めるにあたり必要になる家具・家電の購入費用も必要になってきます。

家賃同様に全国大学生活協同組合連合会が発表している「2020年年度保護者に聞く新入生調査」によると、新生活用品購入費用は全国平均でおよそ29万円となり、引越し費用は7万円(詳細は後述)程度のようです。

合計:29万円(住まいの費用)+29万円(新生活費用)+7万円(引越し費用)=65万円

すべてを合計すると大学生が一人暮らしをするために必要な初期費用の平均額は65万円程度と試算することができます。

セットアップ賃貸で一人暮らしを始める場合の初期費用の相場は?

セットアップ賃貸の初期費用も内訳は一般的な賃貸と同じですが、家具家電付き賃貸の賃料は一般的な賃貸よりも2~3割程度高めに設定されているため、初期費用も少し高くなります。

ただし、セットアップ賃貸は家具家電を準備する手間がかからないだけでなく、家具家電の処分費用や、次回引っ越し時の引越料も安く済みます。その点ではお得だと言えるでしょう。

生活に必要な家具家電が完備されているセットアップ賃貸は、卒業後に地元に戻る予定の学生さんや、大学院など期間を決めて入居する予定の学生さんにおすすめです。

大学生の一人暮らしにかかる初期費用の内訳

初期費用の具体的な内訳を見ていきましょう。

敷金

退去時の原状回復や破損などの修繕に充てられる費用です。家賃1ヶ月分が一般的です。退去時に清掃にかかる費用などを除いた金額が返ってくることもあります。

礼金

大家さんに対してお礼の意味で支払う費用です。敷金と同様に家賃1ヶ月分であることが多いでしょう。

仲介手数料

不動産会社を利用した場合に発生する費用です。支払額の上限は法律で0.5ヶ月分〜1ヶ月分と定められています。

前家賃

賃貸契約後に予め翌月の家賃を支払うことです。3月中旬に入居した場合、3月の残日分と4月分の家賃を支払うことになります。

火災保険料

火災による建物の損害を補償するための保険料です。契約時と契約更新時に請求されます。一人暮らし用の賃貸物件は2年契約が多く、火災保険料は2年で平均1.5万円〜2万円程度であることが一般的です。

鍵交換費

前入居者が利用していた鍵を交換する際に発生する費用です。1万円〜2万円程度で交換することができます。

引っ越し費用

居住地域によって費用に隔たりが生じます。相場は以下の通りです。

  • 近距離(50km圏内):3万円程度
  • 中距離(100km圏内):5〜6万円程度
  • 遠距離(200km圏内):10万円程度〜それ以上

その他、荷物量や時期によっても費用が変動します。

家具家電の購入費

一人暮らしに必要になる家具家電を挙げてみました。セットアップ賃貸の場合、家具家電の費用はかかりません。

  • 寝具(ベッド含)3〜5万円程度
  • 家具(ソファ、テーブルなど)1万円〜3万円程度
  • 電化製品(冷蔵庫、掃除機、洗濯機、テレビ、、電子レンジ、通信機器など)15万円程度

大学生の一人暮らしの初期費用を抑えるコツ

何かとかさんでしまう初期費用ですが、工夫次第で安く抑えることも可能です。

①家賃の上限を決めておく

賃貸物件は、当然ですが条件が良いほど家賃が高くなっていきます。敷金や礼金は「家賃の〇か月分」という形で支払うため、家賃が高いとその分初期費用も高くなってしまいます。

家賃をできるだけ低く抑えて、決まった範囲内で物件を探すのがおすすめです。

②フリーレント物件を利用する

入居後の一定期間を家賃無料で居住できる物件を指します。契約に際して条件は存在するものの、上手に利用できれば初期費用を抑えることが可能です。

③初期費用負担の少ない物件を探す

物件によって敷金や礼金、前家賃などの費用は変動します。中には敷金、礼金なしの物件も存在しますので、初期費用を抑えたい方は探してみましょう。

④生活必需品の購入費を節約する

家電や家具は品質によって値段に差があります。最新式の新品に拘らず、旧式タイプやリサイクル品などを上手く利用することで購入費を節約することが可能です。

⑤引越しの時期や方法を工夫する

引越しの繁忙期は3月〜4月です。繁忙期の引越しを避け、荷物を最低限にすることで引越し費用を節約することができます。また、学生向けのお得な引越しプランや割引キャンペーンを実施している引越し業者もあります。

まとめ

大学生の一人暮らしにはまとまった初期費用が必要です。内訳を把握して、節約できるところは節約しながら一人暮らしのスタートを切りましょう。

LiVEMAXのセットアップ賃貸は、家具家電の準備の手間がかかるだけでなく、購入費用の節約にもなります。シンプルで快適な一人暮らしをスタートさせたい人におすすめです。

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